Androidの失敗

iPhoneが好調だった2016年は、Android系のスマートフォンも多くのメーカーから意欲的なモデルが多く登場した年でもありました。Android系のスマートフォンのシェアも大きく広がりはじめ、ようやくiPhoneを追撃できる態勢が整ったと思いきや、ここで大きなトラブルが発生します。

スマートフォン史上最大のトラブルだと言われているのが、サムスン製のAndroidスマートフォン「Galaxy Note 7」が起こした爆破事故です。海外で充電していたGalaxy Note 7が、スマートフォン本体に内蔵されているリチウムイオン電池が爆発するなどの事故が相次いで起こりました。その後も爆発事故は収まらず、2016年9月初めにリコールが発表されました。しかし、リコール後に搭載されたバッテリーにも不具合が発生し、リコール前と同じように発火や爆発が起こりました。結果的にリコールで爆発騒動は収まらず、販売中止に追い込まれました。

日本でも愛用者が多かったサムスン製のスマートフォンでしたので、大きなニュースとなりました。このニュースによってAndroid系のスマートフォンにネガティブな印象を持つ方が増え始め、iPhoneにシェアを奪われてしまう要因となりました。