2020年時点のスマートフォンの所有率は、83.4パーセントにまで達している。これは昨年の新型コロナウイルスによって、テレビ電話の需要が増えたことや、レジでの支払いの際に感染リスクを抑えるためにおサイフケータイ機能を使いたいという方が増えたことも要因となっていますが、これまでスマートフォンが分からないといったご年配の方でも安心して利用することができるモデルが増えてきているというのも大きな要因となっています。
そもそもスマートフォンとは、従来のフィーチャー・フォンとは違い、インターネットをより簡単に使えるようになった多機能携帯電話を指す言葉になります。フィーチャー・フォンの場合には、インターネットを利用することはできましたが、携帯電話向けのホームページしか閲覧できないなどの規制がありました。また、最初期のスマートフォンは、パソコンありきの存在でしたが、今ではパソコンに近いことがスマートフォンひとつで全て対応することができてしまうようになりました。
最近の新入社員の中には、スマートフォンやタブレットPCで事足りていたために、仕事でパソコンを使用することになった時に、ブラインドタッチができずに苦戦するようなことも珍しくないようです。スマートフォンは、あきらかに私たちの生活を大きく変えてしまいました。そしてスマートフォンは、オワコンではなく、これからIT系の技術の変化に合わせ、その時々で最良の形に変化していくことができるガジェットなのです。